銀白色の金属で、元素記号は「Pd」です。
白金族元素の一つであり、主な原産国は
ロシアと南アフリカで希少性が高い金属です。
プラチナやニッケルなどの
副産物として産出されており、
主産物の採掘状況によって生産量が変動します。
パラジウムは、1802年に発見された白金族メタルの1つです。腐食や酸化に強い特徴があります。年間の生産量は約210トンと、実に金の15分の1の量であり、大変希少性が高い金属といえます。
パラジウムは、自動車等の触媒材料・半導体材料・電子材料・歯科材料・ジュエリー材料等に幅広く使用されています。
自動車等の触媒材料
パラジウムは自動車の排気ガス中の有害物質を取り除くための触媒として使われています。自動車から排出される有害物質には、窒素酸化物、炭化水素、一酸化炭素があり、プラチナ又はパラジウムを触媒に使うことで、炭化水素を水に、一酸化炭素を二酸化炭素に変換できます。電子・半導体材料
電気・電子部品でパラジウムを、金、銀、プラチナなどとの合金にして接点に使ったりコンデンサーの材料に使ったりします。歯科材料
虫歯の治療の際に用いられる、いわゆる「銀歯」とよばれる金属性の材料の多くはパラジウムを含む金属材料で作られています。口の中に入れるものなので、パラジウムは無害な材料として使用されています。ジュエリー材料
金やプラチナの強度を高めるため、パラジウムを混ぜて強度を強化するのが一般的です。また、金やプラチナ製の結婚指輪や婚約指輪も最近ではパラジウム製も増えています。
パラジウムの価格が上昇している理由として、自動車触媒向けの需要がプラチナからパラジウムへシフトし、需要が増えたことが大きな要因です。自動車の触媒としてパラジウムはガソリン車、プラチナはディーゼル車で用いられます。昨今、欧州のディーゼル車に対する排ガス規制が強まり、ガソリン車と電気自動車の需要が増加しました。そのためガソリン車の触媒として、パラジウムの需要が拡大しています。
パラジウム価格高騰の背景にあるのは、需要に対して供給量が決定的に不足していることです。
需要に関しては、中国や欧州で排ガス規制が強化され需要増になっています。日米欧では建設機械などの環境規制も2014年に強化されています。
一方、供給量の伸びは見込みにくいのです。主産国のロシアはこれまで国家備蓄を大量に放出して来ましたが、近年では減少しています。このため業界では「年間50~100トンの供給不足となる」(貴金属大手)との見方も出ており、パラジウムの先高観が強まっています。
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